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シナリオ設定

このページでは、Tensor Cloudのすべてのシナリオ設定を説明します。シナリオの設定項目はプロジェクトやPPAより少ないものの、仮定が時間とともに変化するため、独自の複雑さがあります。シナリオの概要はシナリオについてをご覧ください。

シナリオ設定ページは、シナリオを新規追加するとき、または既存のシナリオを編集するときに開きます。サイドナビゲーションでは、設定が「一般」(概要)、「マクロ経済」(インフレ)、「電力市場」(平均価格、平均絶対偏差、一次調整力価格、エリアの出力抑制、JEPX非化石証書、ベースカーブ)に分類されています。

シナリオ名称と説明​

シナリオ設定の「概要」セクションで、「シナリオ名」と任意の「説明」を入力します。シナリオ名はワークスペース内で一意である必要があります。説明は1,000文字まで入力できます。

注記

Tensorベースラインシナリオの名前と説明は編集できません。ワークスペースを作成したら、組織と投資家のニーズに合ったシナリオを追加してください。詳しくはTensorベースラインシナリオをご覧ください。

シナリオのパラメーター​

シナリオのパラメーターは、「マクロ経済」と「電力市場」の2つに分かれます。各パラメーターには、時間とともに変化する値の集合である仮定を1つ設定します。

マクロ経済​

インフレ率​

経済全体のインフレ率です。インフレエスカレーション付きのPPAの価格の決定と、インフレに連動するOPEXの計算に使用されます。値は-99%から99%の範囲で設定します。

Tensor Cloudは、内閣府「中長期の経済財政に関する試算」(2026年7月版)の消費者物価上昇率を2040年度までデフォルトの仮定として提供しています。同試算の3つのケースはいずれも同じ物価上昇率の経路(2%程度に収れん)を示しているため、デフォルトは1つです。以前の版は、すでに使用しているシナリオのために旧版として引き続き選択できます。低インフレの仮定としては2025年8月版の過去投影ケースがあります。2040年度以降は横ばいと仮定されます。

電力市場​

固定価格PPAやFIT(固定価格買取制度)以外のプロジェクトでは、将来の電力市場についての仮定が経済性を最も大きく左右します。

Tensor Cloudは、年間の価格の仮定から高解像度の価格フォワードカーブを生成します。手法は技術セクションで説明しています。30分単位での日次、週次、季節的な価格変動を予測する必要はなく、価格水準と価格変動の長期的な傾向に集中できます。これは、大まかな年間見積もりを中心に組み立てる従来の技術経済モデルに合わせた設計です。

備考

Tensor Cloudは、最新の市場データに基づいて予測モデルを継続的に更新し、実績値が得られた期間の予測は実績値に置き換えます。そのため、プロジェクトシミュレーションを再実行すると、結果が多少異なる場合があります。

平均価格​

将来の電力価格は、スポット市場価格の年度平均(円/kWh)で表します。2059年までの任意の年について、エリアごとの年平均価格を入力して仮定を作成します。値は0.01から100円/kWhの範囲で設定します。

時間前市場の価格とスポット市場の価格には強く予測可能な相関があるため、時間前市場について別の仮定を作成する必要はありません。Tensor Cloudは過去の市場データからこの相関を推定し、スポット市場の仮定に基づいて、30分単位で時間前市場を自動的にモデル化します。

備考

日本の時間前市場の取引量は、特に欧州と比べると、スポット市場よりまだ大幅に少ない水準です。新たな市場制度のもとでJEPX時間前市場の取引量が増えるにつれて、シナリオのパラメーターを見直し、時間前市場の価格の仮定をより柔軟に設定できるようにする予定です。

シミュレーションのために過去の実績データを再定義したり追加したりすることはできません。実績データがある期間には、Tensor Cloudが自動的に実績データを使用します。

他のパラメーターと同様に、平均価格の仮定には自動内挿と平坦外挿が適用されます。

過去の平均価格参考資料​

過去のスポット市場価格は長期的な傾向を示しており、平均価格の仮定を設定する際の参考になります。

エリア別・過去の年度平均スポット価格(円/kWh)、年度(4月から翌年3月):

年度システム北海道東北東京中部北陸関西中国四国九州
20189.7614.4710.6610.698.888.898.898.898.888.35
20197.9310.749.069.127.197.187.187.177.146.82
202011.2112.3011.9012.0210.9311.0611.0611.0511.0610.72
202113.4613.7413.8514.2714.4114.1214.0514.0314.0211.29
202220.4121.6621.5823.5020.8219.5519.5419.2119.1014.42
202310.7411.4411.3312.2011.149.859.749.699.549.14
202412.2912.6412.6913.6612.8411.8511.7011.6610.6710.87

価格の傾向:

  • 2019年度は全エリアで平均価格が最も低くなりました(6.8~10.7円/kWh)。
  • 2022年度は価格がピークに達し(14.4~23.5円/kWh)、東京エリアが最も高くなりました。
  • 2023年度は価格が大きく下落しました(9.1~12.2円/kWh)。

平均絶対偏差 (MAD)​

スポット価格の年間平均絶対偏差を0.01から100円/kWhの範囲で入力すると、エリアごとの価格変動をモデル化できます。平均価格と同様に、時間前市場の平均絶対偏差はJEPXスポットシステム価格から自動的に算出されます。年間平均絶対偏差は、各コマの価格と年度平均価格との差の絶対値を平均した値で、1年を通じて各コマの価格が年度平均価格からどの程度ばらついているかを示します。

Tensor Cloudがこの仮定をどう使うかを理解するために、逆算してみます。平均絶対偏差は次の手順で計算します。

  1. 対象年度のすべての30分コマについて、JEPXスポットシステム価格の算術平均を求めます。
  2. 同じ年度の各30分コマについて、ステップ1で求めた算術平均からそのコマの価格を引きます。
  3. ステップ2で求めた差の絶対値の算術平均を計算し、小数点以下2桁に丸めます。
過去のMAD値参考資料​

過去のMAD値は、現実的な仮定を設定する際の参考になります。MADは価格変動の大きさを示し、値が高いほど価格の振れ幅が大きく、低いほど価格が安定しています。

MADの水準とシナリオでの意味:

  • 低MAD(2~4円/kWh):価格が安定し、電力コストを予測しやすい環境。
  • 中MAD(4~7円/kWh):ときどき価格が急騰する、中程度の価格変動。
  • 高MAD(7~11円/kWh):頻繁かつ大幅に価格が変動する不安定な市場環境。
注記

MADは平均価格からの絶対偏差の尺度のため、平均価格の水準と合わせて解釈してください。

エリア別・過去の年度MAD値(円/kWh)、年度(4月から翌年3月):

年度システム北海道東北東京中部北陸関西中国四国九州
20181.944.452.032.022.182.192.192.192.191.96
20191.773.182.242.231.721.731.731.731.751.87
202010.2510.9810.8010.849.9710.2010.1910.1910.2110.15
20217.087.387.557.767.657.357.267.277.266.14
20227.038.348.958.547.116.336.336.166.107.49
20233.163.383.192.983.183.433.443.443.523.76
20243.003.092.972.833.333.563.563.583.493.59

主な傾向:

  • 2019年度は大部分のエリアで変動が最も小さくなりました(1.7~3.2円/kWh)。北海道は例外で3.18円/kWhでした。
  • 2020年度は市場の混乱により、全エリアで変動が異例の大きさになりました(10.0~11.0円/kWh)。
  • 2021~2022年度は、エリア間の差はあるものの高い変動が続きました(6.1~8.9円/kWh)。
  • 2023~2024年度は、変動が中程度の水準に戻りました(2.8~3.8円/kWh)。

MADの仮定の設定:

  • 保守的なシナリオ:安定した市場をモデル化するには低い値(1.7~3.8円/kWh)を使用します。
  • ベースケースのシナリオ:直近2年間の平均値(2.8~3.8円/kWh)を検討します。
  • ストレステストのシナリオ:変動の大きい期間をモデル化するには高い値(7.0~11.0円/kWh)を使用します。
  • エリアの違い:北海道のように一貫して変動が大きいエリアを考慮します。
ヒント

実際の財務モデルでは、MAD値の範囲を用いた感度分析を行い、価格変動がプロジェクトの財務パフォーマンスにどう影響するかを確認することを推奨します。

一次調整力(オフライン)ΔkW価格​

蓄電池を持つプロジェクトについて、Tensor Cloudは需給調整市場における一次調整力(オフライン)市場への参加をシミュレーションします。蓄電池は、調整力として確保した容量に対して対価を得ます。このパラメーターは、一次調整力(オフライン)市場における容量取引に適用される、確保容量1kW・30分コマあたりの単価(円/kW)を0から100の範囲で設定します。このパラメーターの仮定は2024年度から始まります。

各30分コマの容量取引による収益は、ΔkW価格(円/kW)に確保容量(kW)を掛けて算出されます。収益は入札した容量(kW)にのみ基づいて計算され、シミュレーションでは放電した電力量(kWh)に対して収益は発生しません。

シミュレーションでは、入札はすべて約定するものと仮定しています。蓄電池が調整力として容量を確保したコマでは、単価に確保容量を掛けた金額がそのまま収益として計上されます。実際の市場で入札が約定するのは一部のコマに限られるため、デフォルトの仮定は約定価格ではなく、確保容量1kWあたりの期待収入を表します。一次調整力(オフライン)の約定価格に、実際に約定したブロック時間の割合を掛けた値で、公表されている市場結果からエリア別・年度別に算出しています。約定しなかったコマも含めた、確保容量1kW・1コマあたりの平均的な収入です。約定率は市場全体の平均であり、個別のプロジェクトの約定率ではありません。進行中の年度については、市場結果が公表されている月は実績値、残りの月は上限価格に同じ約定率を掛けた値としています。それより先は、上限価格に直近の約定率を掛けた値を基準としています。

独自の仮定を作成する場合も、同じ考え方で入力してください。約定率を考慮しない約定価格をそのまま入力すると、上記の理由により収益が過大に評価されます。

単価は年間を通じて一定と仮定され、季節変動は考慮されません。他のパラメーターと同様に、自動内挿と平坦外挿が年をまたいで適用されます。

取引期間や入札計算など、需給調整市場への参加がどのようにシミュレーションされるかの詳細は、技術セクションをご覧ください。

JEPX非化石証書​

JEPX非FIT市場で取引される非化石証書(NFC)の平均約定価格(円/kWh)です。相対契約に関連付けられていないプロジェクトの環境価値売上の算定に使用されます。値は0.01から100円/kWhの範囲で設定します。デフォルトの仮定は非FIT・再エネ指定の証書を対象とし、年度ごとの約定量加重平均価格を用いています。オークションが上限価格で約定している間は、上限価格で横ばいとしています。

エリアの出力抑制​

電力価格に次いで、出力抑制の仮定はプロジェクトの財務パフォーマンスに最も大きな影響を与えることが多いパラメーターです。年間発電量のうち抑制される割合(%)で表します。

地点ごとの出力抑制の予測は非常に難しいため、より詳細な地点別の出力抑制データが公開されるまでは、エリアごとの年平均の出力抑制がプロジェクトの計画に最も適していると考えています。

備考

年間出力抑制値は0%から65%の範囲で設定します。シミュレーション結果に歪みが生じるのを防ぐため、この制限を設けています。より高い年間出力抑制を想定する必要がある場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

デフォルトの出力抑制の仮定は、経済産業省の次世代電力系統ワーキンググループが公表する「再エネ出力制御の長期見通し」に基づいており、各版からFIT電源用とFIP電源用の2つを、無制限無補償ルールの電源に対するエリア別の太陽光の値を用いて提供しています。各仮定は、一般送配電事業者による当年度の見通しと経済産業省の長期見通しの最終年度の2点を持ち、その間はシミュレーションが内挿します。Tensorデフォルトの仮定はFIP電源用です。

FIP電源用の仮定について

2025年6月版以降の見通しでは、経済産業省はすべてのFIP電源が太陽光1kWあたり3kWhの併設蓄電池を持つと仮定し、その蓄電池が吸収した後に残る出力制御率を公表しています。Tensor Cloudはこの数値を公表値のまま提供し、プロジェクトの蓄電池は別途モデル化します。そのため、蓄電池付きのFIPプロジェクトでは蓄電池の効果の一部が二重に計上され、蓄電池のないFIPプロジェクトでは蓄電池なしの発電所が実際に受ける出力制御率より低い値となります。デフォルトのFIP用の仮定は楽観的なケースとして扱うか、独自の仮定をご利用ください。デフォルトの仮定で実行したシミュレーション結果には、その旨の注記が表示されます。

自社で出力抑制モデルを運用している場合や、データプロバイダーやシンクタンクから年より細かい粒度の出力抑制予測を購入しており、Tensor Cloudで使用したい場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

ベースカーブ​

Tensor Cloudは、過去の気象データと市場データで訓練した機械学習モデルを使ってベース価格カーブを生成します。ベースカーブは価格の仮定の基盤となり、新しい市場データが得られると定期的に更新されます。

財務モデルの安定性と再現性を保つため、Tensor Cloudはベースカーブのバージョンを管理しています。各バージョンは、特定の時点で、その時点に利用可能な市場データから生成されたものです。

シナリオを作成または編集する際に、使用するベースカーブのバージョンを選択します。これにより、次のことができます。

  • 複数のシミュレーションで同じベースカーブを使い続け、結果を比較可能に保つ。
  • 最新の市場データとモデル改善を取り入れた新しいバージョンに切り替える。
  • 以前のバージョンに戻して過去のシミュレーション結果を再現する。

機械学習モデルは毎月新しい市場データで再訓練され、自動の安定性チェックに合格すると新しいベースカーブのバージョンとして公開されます。次の場合にも、追加のバージョンを作成することがあります。

  • 予測手法を大きく改善したとき。
  • 重要な市場イベントによりモデルの再調整が必要になったとき。
ヒント

実際の財務モデルでは、特定のベースカーブのバージョンを選択し、シナリオの説明に記録しておくことを推奨します。結果の再現性が保たれ、ポートフォリオ全体で一貫した分析ができます。

仮定​

各シナリオには、インフレ率や電力価格など複数のパラメーターがあり、電力市場や経済全体の変化に応じて時間とともに変化します。スプレッドシートの財務モデルでは年度ごとに異なる値を入力しますが、Tensor Cloudでは、各パラメーターが時間とともにどう変化するかを仮定として定義します。

注意

すべての年次の仮定は、4月に始まり3月に終わる日本の年度を基準としています。たとえば、2026年の平均電力価格は2026年4月から2027年3月までの期間を指します。これに合わせて仮定を調整してください。

仮定とは、時間とともに特定の形で変化するパラメーターの値です。シナリオの各パラメーターに設定できる仮定は1つですが、仮定はいくつでも作成でき、他のシナリオで再利用したり、組み込みの仮定から選んだりできます。仮定には名前を付けて保存し、編集や削除ができます。

Tensorが提供する仮定はバージョン管理されています。新しい公表資料に基づいて更新する際は、新しい仮定を追加してTensorデフォルトをそちらに移し、以前の仮定は値を変えずに「旧版」として引き続き選択できるため、それらを使用しているシナリオの結果は変わりません。直近の更新は2026年9月です。同時に、各ワークスペースのTensorベースラインシナリオは「Tensor baseline (2025)」として保持され、最新の仮定による新しいTensorベースラインが作成されました。既存のシミュレーションやカスタムシナリオは変更されていません。

たとえば、次のデータはインフレ率の仮定の一例です。

年度インフレ率
20221.6%
20230.9%
20240.6%
20250.6%
20260.4%

各年(一部のパラメーターでは各エリア)の値をすべて手入力するのは手間がかかり、誤りも起きやすいため、Tensor Cloudは自動内挿と平坦外挿で値を補完します。

自動内挿​

Tensor Cloudは、値のない年を自動的に補完します。たとえば、仮定に2022年の1%と2024年の3%の2つの値しかない場合、その間を線形補間して次のように作成します。

年度設定値
20221.0%
20232.0% < 自動内挿の値
20243.0%
注記

Tensor Cloudは現在、線形補間のみに対応しています。パラメーターの指数関数的な増加などをモデル化しやすい、ほかの補間方法も検討しています。

平坦外挿​

最後の値より後の年については、Tensor Cloudが最後の年の値をシミュレーションの最終年までのすべての年に適用します。上の例は次のようになります。

年度設定値
20221.0%
20232.0% < 自動内挿の値
20243.0%
...3.0% < 平坦外挿の値
20593.0% < 平坦外挿の値
注記

現在、Tensor Cloudで仮定を設定できるのは2059年までです。定期的に見直し、必要に応じて延長する予定です。2059年より先の仮定が必要な場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

仮定の使い方​

シナリオの各パラメーターには、画面右側に仮定を選ぶドロップダウンがあり、一覧は「カスタム」と「Tensorデフォルト仮説」に分かれています。選択中の仮定が編集可能な場合は、ドロップダウンの横に「編集」ボタンが表示され、仮定ビルダーが開きます。Tensorが提供する仮定の場合、ボタンは「閲覧」と表示され、詳細を確認できますが編集はできません。

独自の仮定を追加するには、ドロップダウンの一番下にある「仮定を追加」を選択します。

カスタムの仮定を削除するには、仮定ビルダーで仮定を開き、右上の三点メニューから「削除」を選択します。ワークスペース内の他のシナリオがその仮定を使用している場合は、代わりの仮定を選択し、「変更して削除」で確定します。

仮定ビルダー​

仮定ビルダーでは、スプレッドシートの財務モデルで年度ごとのインフレ率を入力するのと同じように、年ごとの値を入力して仮定を作成します。

仮定に名前をつける​

新しい仮定をゼロから作成するときは、最初に仮定ビルダー上部の「仮定名」欄で名前を付けます。名前は、ワークスペースのカスタムの仮定の中で一意である必要があります。

ヒント

仮定はワークスペースのすべてのメンバーで共有されるため、早い段階でチーム内の命名規則を決めておくことをお勧めします。接頭辞や接尾辞を使うと便利です。たとえば、「検証中/名称」、「ドラフト中/名称」、「承認済み/名称」などです。

仮定に値を追加する​

値を追加するには、年のドロップダウンで年を選択して値を入力し、「追加」ボタンをクリックするかEnterキーを押します。値はどの順番で入力しても、Tensor Cloudが年順に並べ替えます。

値を削除するには、各行の右側にある削除アイコンをクリックします。

スプレッドシートからコピーした2列のデータなど、複数年の値をまとめて貼り付けることもできます。1列目には年(またはyyyy/MM/dd形式やyyyy-MM-dd形式の日付)、2列目には値を入れ、タブ、カンマ、またはスペースで区切ります。

ヒント

各年の値をすべて手入力する代わりに、モデルの主要な変化点を見極め、その間を自動内挿と平坦外挿で補完することを推奨します。タイムラインプレビューで、仮定が時間とともにどう推移するかも確認してください。

仮定の最初の値について​

新しい仮定には、出発点として過去の値があらかじめ入力されています。たとえば、太陽光発電の出力抑制の仮定を新しく作成すると、各エリアについて2023年度の出力抑制の実績データが入力されています。

入力できる年は2022年度(一次調整力価格は2024年度)から2059年度までです。Tensor Cloudはプロジェクトシミュレーションの実行時に最新の市場データと系統データの実績を使用するため、実績データがある過去の期間の値はシミュレーション結果に影響しません。仮定ビルダーは日本の年度で動作します。

エリア​

電力価格や出力抑制など、一部のパラメーターはエリアごとに設定します。これらのパラメーターでは、仮定ビルダーで各エリアの値を個別に追加、編集、削除できます。

仮定ビルダー上部の「エリア」ドロップダウンでエリアを選択し、値を入力します。「全てのエリアに適用」ボタンを押すと、選択中のエリアの値を他のすべてのエリアにコピーできます。

警告

「全てのエリアに適用」ボタンは、時間をかけて作成した他のエリアの値を上書きしてしまう可能性があるため、注意して使用してください。

タイムラインプレビュー​

仮定ビルダーの右側には、入力した値が、Tensor Cloudで仮定を設定できる最終年である2059年までどう推移するかを示す折れ線グラフが表示されます。

線にマウスを合わせると、入力した値に対する自動内挿と平坦外挿の結果を確認できます。

シナリオの削除​

シナリオを完全に削除するには、シナリオ設定の「概要」セクションの下部にある「シナリオ削除」ボタンを押します。シナリオ概要ページやシナリオページのメニューから削除することもできます。シナリオを削除すると、シミュレーション結果が無効になる場合があります。Tensorベースラインシナリオは削除できません。