ワークスペース設定
ワークスペース設定は、現在のワークスペースに適用されます。一部のページや操作は、ワークスペースの管理者のみが利用できます。詳しくはメンバーの役割を参照してください。
基本情報
ワークスペースの管理者は、このページでワークスペース名を変更できます。
メンバー
このページには、ワークスペースのすべてのメンバーが、役割、ワークスペースに参加した日時、最後にアクティブだった日時とともに一覧表示されます。名前やメールアドレスでメンバーを検索したり、役割でリストを絞り込んだりできます。
ワークスペースの管理者は、このページで新しいメンバーの招待、既存メンバーの役割の変更、ワークスペースからのメンバーの削除ができます。
メンバーの追加と削除
ワークスペースの管理者が新しいメンバーを招待するには、メンバーリストの右上にある「招待」ボタンをクリックします。メールアドレスを1つ以上入力し、カンマやスペースで区切るか、各アドレスの後にEnterキーを押します。メールアドレスのリストを貼り付けることもできます。その後「招待メールを送信」を選択します。招待できるのは1日25名までです。
メンバーを削除するには、メンバーリストの右側にある削除アイコンをクリックし、ダイアログで削除を確定します。
すべてのワークスペースから削除されても、ユーザーのアカウントは削除されません。Tensor Cloudを引き続き使用するには、既存のワークスペースの管理者から招待を受けるか、Tensorサポートに新しいワークスペースを作成してもらう必要があります。
メンバーの役割
ワークスペースの管理者は、各メンバーの右側にある編集アイコンから、そのメンバーの役割を変更できます。役割は2種類あります。
- 管理者は、メンバーの招待と削除、役割の変更、APIキーや外部連携などのワークスペース設定の管理ができます。
- ユーザーは、プロジェクト、PPA、シナリオの追加、編集、削除を含め、それ以外のプラットフォームの機能を利用できますが、メンバーの招待や役割の変更などの管理機能は利用できません。
他の管理者が誤って組織外のユーザーを招待していないか、メンバーリストを定期的に確認してください。
タグ管理
タグ管理ページでは、ワークスペース内のプロジェクト、ファイル、イベントを整理するためのカスタムラベルを管理します。タグは「プロジェクト」「ファイル」「イベント」の各タブに分かれて一覧表示され、それぞれのタグが使用されている件数も表示されます。各タグには、タグ色、タグ名、任意の用途を設定できます。タグはすべてのワークスペースメンバーが作成、編集、削除でき、ワークスペース全体で利用できます。タグを削除すると、そのタグはすべての関連付けから削除されます。
タグを使うと、プロジェクトの段階、所在地、所有権など、ポートフォリオに合った任意の基準でプロジェクトをグループ化できます。プロジェクトリストまたはプロジェクトの設定からプロジェクトにタグを追加し、ポートフォリオの絞り込みに使用します。
タグの使い方の詳細は、タグを参照してください。
通知
このページでは、Tensor Cloudから受け取る通知の種類と受け取り方法を設定します。通知カテゴリーは次の3つです。
- 「アラート」:すぐに対応が必要な緊急イベント
- 「リマインダー」:注意や対応が必要な今後のイベント
- 「アクティビティ」:一般的な更新や他のユーザーによる変更
カテゴリーごとに、「Tensor Cloudの受信トレイ」と「メール」のどちらで受け取るか、または両方で受け取るかを選択できます。通知設定はワークスペースごとに個別に設定します。
協力会社
このページでは、Tensor Cloudの様々な場所に表示される協力会社を管理します。各協力会社には、法人名、担当者名、メールアドレス、電話番号と、以下のいずれかのタイプを登録します。
- デベロッパー
- EPC
- O&M
- 需要家
- 運営事業者
- BG代表契約者
- 所有者
このリストに企業を追加しても、その企業があなたのアカウントの情報にアクセスできるようになることはなく、追加したことがその企業に通知されることもありません。リストはワークスペースのメンバーにのみ表示され、他のTensor Cloudの顧客や第三者と共有されることはありません。
APIキー
APIキーは、Tensor Cloud APIへのリクエストを認証するために使用します。このページでは、ワークスペースの管理者が新しいAPIキーの生成、既存のキーの名前と権限の編集、不要になったキーの削除を行えます。APIキーの使用方法については、APIドキュメンテーションを参照してください。
新しいキーは、生成した直後に一度だけ表示されます。安全な場所に保管してください。再度表示することはできず、紛失した場合は新しいキーを生成する必要があります。キーを削除すると直ちに無効になり、そのキーを使ったリクエストは拒否されます。
APIキーは安全に保管し、ソースコード管理にコミットしないでください。キーを共有する第三者がいる場合は、その第三者がキーを安全に保管・取得していることを確認してください。キーが漏洩したと考えられる場合は、直ちにそのキーを削除し、新しいキーを作成してください。
各キーには、リソースごとに権限を付与します。
| リソース | パス | 付与できる権限 |
|---|---|---|
| プロジェクト | /v1/assets | 閲覧 |
| 発電実績 | /v1/actuals | 閲覧、編集 |
| 発電量予測 | /v1/forecasts | 閲覧 |
| 価格予測 | /v1/price-forecast | 閲覧 |
各キーには、その用途に必要な権限だけを付与してください。たとえば、Tensor Cloudから発電実績を読み取るだけのキーは閲覧のみとし、発電実績を書き込むキーにだけ編集権限を付与します。これにより、キーが不正に使用された場合の影響を抑えられます。
連携機能
連携ページでは、Tensor Cloudのワークスペースを外部のサービスやAPIに接続します。このページには、OCCTO、託送関連データ提供システム、電力需給調整力取引所(EPRX)、ElecONE、JEPX、Adincsの各連携が接続状態とともに表示されます。また、SECOMセキュアファイル転送の連携は、ご依頼に応じてTensorが設定します。一覧にない連携先をご希望の場合は、ページ下部の「新規連携先を依頼」からお問い合わせください。
OCCTO連携
OCCTO連携により、Tensor Cloudを通じてOCCTOに発電計画、販売計画、調達計画を提出できます。
ワークスペースをOCCTOに接続するには、次の情報を入力します。
- ユーザーネーム
- パスワード
- クライアント証明
- クライアント証明パスワード
Tensor Cloud連携専用のユーザーをOCCTOアカウントに作成し、OCCTOへの計画提出に必要な権限を付与することをお勧めします。
発電計画の更新
発電計画の内容には2つのオプションがあります。デフォルト(「発電計画を自動的に更新」)では、BG(バランシンググループ)の発電計画は、新しい予測が利用可能になるたびに更新されます。更新は最短で30分ごとです。もう一方のオプション(「発電計画を常に販売計画の値に固定」)では、発電計画が常にJEPXでの販売量と一致します。
送信事業者情報
送信事業者情報は、送信事業者コードと送信事業者名称で構成されます。
送信事業者コードは、OCCTOが各系統参加者に割り当てる一意の4桁の識別子です。多くの場合、このコードの末尾に系統エリアを示す1桁の数字を付け、5桁の「事業者コード」として使用します。
送信事業者名称は、OCCTOに登録されている系統参加者の名前です。OCCTOはこの内容をチェックしません。
計画提出者
OCCTOに計画を提出するには、系統エリアごとに一意の計画提出者コードが必要です。計画提出者コードは、その系統エリアのJEPX顧客IDと同じです。「計画提出者追加」から、エリアごとに計画提出者コードと計画提出者名称を登録します。計画提出者情報はOCCTOへの提出とJEPXでの取引の両方に使用されるため、削除するとそのエリアのOCCTO計画とJEPXの計画に影響します。
計画提出者コードは、系統エリアごとに1つのみ登録できます。追加が必要な場合は、「サポート」ボタンからTensorにお問い合わせください。
計画自動提出
「自動提出を有効化」をオンにすると、選択したOCCTO計画をTensor Cloudが自動提出します。自動提出の対象は「発電販売計画」と「需要調達計画」の2種類で、いずれもOCCTO公式の締切時刻に基づく同一のスケジュールで提出されます。
- 翌々日計画:D−2の09:30 JSTに提出(OCCTO締切10:00の30分前)
- 翌日計画:D−1の11:30 JSTに提出(OCCTO締切12:00の30分前)
- 週間・月間・年間計画:OCCTO公表の各締切日の前日09:00 JSTに提出
発電販売計画と需要調達計画には、それぞれ5つの計画種別のチェックボックスがあります。選択した計画種別のみが自動提出され、それ以外はご自身で提出します。提出の一部を別のシステムが担っている場合に便利です。たとえば、外部の取引システムが翌々日計画と翌日計画をOCCTOへ送信している場合は、ここで週間・月間・年間計画のみを選択します。
発電販売計画は、契約識別番号1が設定されている全てのバランシンググループに対して提出されます。運用中のプロジェクトが存在しないバランシンググループにはゼロ値の空計画を提出し、OCCTOへの提出義務を満たします。
自動提出から除外するには、該当バランシンググループの契約識別番号1を未設定にしてください。契約識別番号1が未設定のバランシンググループ(通常はテスト用)は自動提出されません。
需要調達計画は、ワークスペース内の全ての自社管理の需要BGについて提出されます。対象となるプロジェクトが存在しない場合も、同様にゼロ値の空計画を提出します。需要側には契約識別番号が存在しないため、需要BG単位で除外する方法はなく、「需要調達計画」のチェックボックスが唯一の設定項目です。調達量は、系統からの充電が可能な蓄電池のJEPX買い入札と一致します。
提出が失敗した場合のみ、アプリ内通知とメールでお知らせします。成功した提出は通知されず、OCCTO計画提出画面で確認できます。自動提出の対象となるバランシンググループには、翌日計画のリマインダーメールは送信されません。
自動提出は提出作業を代行しますが、OCCTO提出の最終責任はお客様にあります。
託送関連データ提供システム
託送関連データ提供システムとの連携により、一般送配電事業者(TSO)から速報メーターデータ(30分単位の発電量および使用量データ)と確定メーターデータを直接取得できます。メーターデータを手動で取得してアップロードする必要はありません。
TSO連携の設定
ワークスペースで託送関連データ提供システムを有効にするには、以下の認証情報をアップロードします。
- クライアント証明
- クライアント証明パスワード
- 事業者コード(中部電力パワーグリッドからデータを取得する場合):各事業者がお申込み時に割り当てられた英数字4桁のコードで、中部電力パワーグリッドがメーターデータ取得用URLの構築に使用します
Tensor Cloudは、各エリアのTSOシステムのエンドポイント(例:九州電力送配電株式会社)に対して接続テストを実行します。その後は「電力会社別の管理」で、9つの一般送配電事業者それぞれとの接続を個別に管理できます。
クライアント証明書はTSOから提供され、データ提供システムへのリクエストの認証に使用されます。
自動データ取得
TSOシステムへの接続が完了すると、Tensor Cloudは、ワークスペースに登録されているすべてのプロジェクトの速報メーターデータ(30分単位の発電量データ)を自動的に取得します。
データを正しく取得するには、プロジェクト設定で受電地点特定番号を正しく入力する必要があります。Tensor Cloudは、この受電地点特定番号に基づいて、取得したデータとプロジェクトを照合します。
確定メーターデータ
Tensor Cloudは、確定メーターデータ(仕訳後の電力量)も自動的に取得できます。確定メーターデータは精算に用いられる確定値で、TSOから月次で提供されます。
確定メーターデータの取得は、TSO連携の設定画面で一般送配電事業者ごとに確定メーターデータのトグルをオンにすると有効になります。追加の認証情報は不要で、アップロード済みのクライアント証明書がそのまま使用されます。一部の一般送配電事業者では、確定メーターデータのファイルを開くためのファイルパスワードが別途必要です。その場合は、連携の設定画面でパスワードの入力を求められます。
対応状況は一般送配電事業者によって異なります。
- 北陸電力送配電と四国電力送配電は、連携を通じた確定メーターデータを提供していません。
- 東北電力ネットワークの確定メーターデータは既存の接続を通じて提供されるため、追加の設定は不要です。
- 中国電力ネットワークの確定メーターデータのファイルを開くには、ファイルパスワードが必要です。
確定メーターデータは週次で取得され、有効化から1週間以内に初回の取得が実行されます。連携ページでは、一般送配電事業者ごとの接続状態と最終データ受信日時を確認できます。
データの利用可能期間
速報メーターデータは、過去14日間(本日を含む)のデータのみを取得できます。この制限はTSOのシステムによるものです。
確定メーターデータは、TSOから月次で提供されます。確定メーターデータの取得を有効にすると、Tensor Cloudが自動的に取得するため、手動でアップロードする必要はありません。
自動取得の対象外となる期間(例:有効化する前の月)については、引き続きデータアップロード機能で月次確報値をアップロードできます。このデータは、TSOポータルから「発電者の仕訳後の電力量のお知らせ帳票」として入手できます。
EPRX連携
EPRX連携により、Tensor Cloudを通じて需給調整市場に参加できます。
ワークスペースをEPRXに接続するには、TLSクライアント証明書(PKCS#12ファイル)をアップロードし、証明書パスワードを入力します。Tensor Cloudが証明書からユーザー名、MMSコード、有効期限を読み取るので、内容を確認してください。あわせて、以下の情報が必要です。
- 事業者コード:EPRXが発行する事業者の特定番号
- 法人名
- 連絡先電話番号と連絡先メールアドレス:需給調整市場の落札が取消となった際にTSOへ提出する届出書に記載されます。TSOからの連絡に使用されるため、常時確認できる電話番号とメールアドレスを入力してください
認証情報の更新、事業者コードの変更、自動応札の切り替え、連携の解除は、ワークスペースの管理者のみが行えます。
EPRX自動応札
「自動で応札する」をオンにすると、Tensor Cloudは土日祝日を含めて毎日、計画作成のたびに、このワークスペースの登録リソースについて需給調整市場への応札をEPRXへ自動送信します。応札は最新の予測とTensorの最適化モデルに基づいて生成されます。約定した容量には供給義務が生じ、供給できなかった場合はペナルティの対象となります。
オフにすると、次回の計画作成以降、新規の応札が停止します。すでにMMSへ送信済みの応札および約定済みの容量には影響しません。Tensorはこれらを取り下げないため、必要な場合はお客様自身がMMS側で取り下げてください。発電計画(BP 0431)とベースラインの送信は、オンオフにかかわらず継続します。
自動応札はお客様に代わって応札を送信しますが、需給調整市場への参加に関する最終的な責任はお客様にあります。
ElecONE連携
ElecONE連携により、Tensor Cloudからプロジェクトの予測や計画を需給管理システム「ElecONE」へ直接送信できます。手動でのエクスポートやアップロードは不要です。この連携はワークスペースで設定されている場合にのみ使用され、設定にはTensor Energyの技術チームとの調整が必要です。ご利用を希望される場合は、サポートボタンからTensorにお問い合わせください。
JEPX連携
JEPX連携により、Tensor CloudがJEPXのスポット市場への入札をお客様に代わって送信します。この連携はTensorが設定します。会員IDはTensorが設定し、自動入札を有効にする前にTensorが連携を有効化する必要があります。
JEPX連携のページでは、ワークスペースの管理者が以下を行えます。
- JEPXで取引するエリアごとに受渡契約コードを登録します。コードを削除すると、そのエリアの自動入札の送信が停止します。
- 「自動入札を有効にする」をオンにし、「自動送信するエリア」を選択します。
自動入札の生成と送信の詳細は、JEPXの自動取引を参照してください。
Adincs連携
Adincs連携により、小売電気事業者やアグリゲーターが利用する需給管理システム「Adincs」へ、プロジェクトごとの発電計画を直接送信できます。最新の計画が毎時自動的に送信されるため、手動でのエクスポートやアップロードは不要です。連携ページには、エンドポイントURLと発電所マッピング(Adincsへ送信する発電所と問い合わせ番号)が表示されます。
SECOMセキュアファイル転送
SECOM連携により、セコムのファイル送信ソフトウェア「転送くん」を利用して、発電計画などのファイルを取引先へ安全に送信できます。
SECOMとAdincsの各連携はTensorが設定します。ご利用を希望される場合は、「サポート」ボタンからTensorにお問い合わせください。
オペレーション
オペレーションページでは、ワークスペース内のすべてのプロジェクトの蓄電池最適化スケジュールの生成に影響する、ワークスペース単位の設定を行います。
インバランス価値 需給管理
インバランス価値は、蓄電池最適化エンジンが充放電スケジュールを生成する際に、発生させるインバランスに対して追加で課すペナルティ(JPY/kWh)です。提出済みの発電計画および需要計画からの乖離をどの程度厳しく避けるかを、この値で調整します。0〜9,999 JPY/kWhの範囲で入力できます。
インバランス価値による最適化の挙動の変化は以下のとおりです。
- 0 JPY/kWh(デフォルト):最適化エンジンはインバランスを自由に発生させることができ、インバランス価格の代理値としてスポット市場価格を使用します。通常、スポット市場の収益期待値は最大化されますが、提出済みの計画値からの乖離が大きくなる可能性があります。
- 0 JPY/kWhより大きい値:スポット市場価格の代理値に加えてペナルティが課され、エンジンはインバランスを抑えるように動作します。値が大きいほど、エンジンはインバランスを強く回避し、その分スポット市場の収益が一部失われる可能性があります。
- 非常に大きい値(例:1000 JPY/kWh):インバランスは事実上のハード制約となります。全体の収益が下がる場合でも、エンジンはインバランスを発生させないように動作します。
インバランス価値は、最適化エンジンが計画を立てる際の挙動にのみ影響します。OCCTOで精算される実際のインバランス価格は変わりません。