はじめに
Tensor Cloudの予実管理セクションでは、再生可能エネルギープロジェクトと、それらを所有する特別目的会社(SPC)の財務を管理・報告します。予実管理は、ダッシュボード、実績値、予想値の3つで構成されています。
主な機能
予実管理ダッシュボード
予実管理ダッシュボードには、プロジェクトとSPCの財務パフォーマンスの概要が表示されます。特定のSPCの実績を予想値と比較し、個別の勘定科目まで掘り下げることができます。詳しくはダッシュボードを参照してください。
実績値
実績値では、プロジェクトとSPCの実際の財務データをアップロード・管理します。Tensor Cloudは、日本で広く使われている会計ソフトウェアである弥生会計と勘定奉行からXLSX形式で出力した仕訳データを取り込めます。
アップロード後、自社の勘定科目をTensor Cloudの勘定科目表にマッピングし、各取引をプロジェクトまたはSPCに割り当てます。この割り当ては、Tensor CloudがエージェントAIで自動的に行うこともできます。取引を割り当てると、実績を予測や予算と勘定科目ごとに比較できます。詳しくは実績値を参照してください。
予想値
予想値では、プロジェクトとSPCの財務ベースラインを設定・管理します。プロフォーマ財務諸表は通常スプレッドシートで作成されますが、エラーが起きやすく、広範な修正や定期的な更新が必要になると最新の状態を保つのが困難です。Tensor Cloudはプロジェクトのシミュレーション結果から直接ベースラインを生成するため、出力はプロジェクト設定、PPA、シナリオ、SPC設定に従います。詳しくは予想値を参照してください。
使い方
- ポートフォリオ構造を定義します。SPCとプロジェクトを作成し、PPAと所有関係を設定します。
- 予想値を生成します。1つまたは複数のベースラインを作成して、プロフォーマ財務諸表を作成します。
- 実績データを取り込みます。会計システムから出力した仕訳をアップロードします。
- 勘定科目をマッピングし、取引を割り当てます。自社の勘定科目をTensor Cloudの勘定科目表に紐付け、取引をプロジェクトまたはSPCに割り当てます。
- 比較・分析します。差異を確認し、取引の詳細を掘り下げます。
勘定科目表
Tensor Cloudは、再生可能エネルギーのプロジェクトファイナンス向けに設計された標準の勘定科目表を使用しています。勘定科目コードの最初の桁がカテゴリーを表します。
- 1xxx:資産。プロジェクトまたはSPCが所有するリソース
- 2xxx:負債。借入金などの債務(減価償却累計額の勘定科目もこの範囲に含まれます)
- 3xxx:純資産。出資持分と利益剰余金
- 4xxx:収益。運営およびその他の収入
- 5xxx:費用。運営にかかるコスト
すべての勘定科目は勘定科目のページに一覧があります。